「ビール腹」という言葉があるようにお酒を飲むと太ると言われています。
アルコールはカロリーがとても高い飲み物です。
なんと1gあたり7kcalもあるのです。
(ということはやはりお酒を飲むと太るということでしょうか。。。)
いや、お酒で太ることはなかなか無いのです!
過剰摂取しても太らないとは言い切れませんが、太りやすい飲み物では決してありません。
その根拠についてゆっくりと話していきます。
まずは種類ごとに100mlあたりのカロリーを見てみます。
種類 | カロリー |
---|---|
ビール | 40kcal |
発泡酒 | 45kcal |
ワイン | 73kcal |
清酒 | 103kcal |
焼酎(乙類) | 146kcal |
梅酒 | 156kcal |
焼酎(甲類) | 206kcal |
ウイスキー | 237kcal |
ブランデー | 237kcal |
ウォッカ | 240kcal |
ジン | 284kcal |
ウォッカやジンのカロリーが高いのは意外ではないですか?
これは当たり前なのです。なぜならアルコールが高いからです。
しかし、ジンなどはビールのようにゴクゴク飲むことがないので摂取量も少なくなります。
そのため、カロリーの量で判断すると、必ずしもジンよりビールを飲んだ方がカロリー摂取量が少ないとは限らないのです。
(でもお酒に含まれるカロリーって凄い量ですよね。
飯1杯よりジン100mlの方がカロリーが高いなんて。
やっぱりお酒は太るんじゃないか。。。)
いえ、そんなことないのです。
確かにカロリーは高いですが、そもそもカロリーの質が違うのです。
アルコールに含まれるカロリーは、エンプティカロリーと言われています。
普通のものとは性質少し違うのです。
このエンプティカロリーは、脂質や糖質よりも最優先で熱として放出されます。
お酒を飲むと身体が熱くなりますが、それは熱が放出されているからなのです。
すぐに放出されるため、このカロリーが脂肪となったり体に残ることはほとんどないのです。
お酒によっては、糖分などの別成分が含まれています。
これらを同時に接種することでそれらが脂肪に変わるかもしれません。
そのため酒によっては太るものもありますが、微々たる量しか含まれていません。
つまり、太ると言ってもたかが知れているのです。
特に焼酎・ジン・ウイスキーといった蒸留酒はほとんど太ることはないのです。
ですので、やはりお酒だけを飲んで太ることはほぼありません。
では何が原因で酒飲みの人達は太っているのでしょうか?
それは、おつまみなのです。
飲みに行くと大概おつまみが出てくると思います。
また、ビールなどは味の濃いものとよく合います。
私もお酒を飲むとラーメンを食べたくなることが多いです。
これらのお酒と一緒に接種する食べ物が危険なのです。
先ほどお酒のカロリーは最優先で消費されると話したのを思い出してください。
同時に別の食べ物のカロリーを摂取すると、お酒のカロリーが先に放出されるため、食べた物のカロリーは体内に留まります。
そしてそれが脂肪へと変わり、太ってしまうのです。
お酒だけを飲んでも太りません。
「お酒+食べ物」で太りやすくなるのです。
つまり、お酒は別の食べ物を太りやすくしてしまうのです。
体型などを気にしている方は、飲みの際には食べ物を控えるか低カロリーな物のみ食べるよう気を付けてください。