マイクロソフトは、Microsoft VisualStudio.NET2003、Microsoft VisualStudio2005、Microsoft VisualStudio2008に付属しているCrystalReports製品をサポートしています。
そのため、2008以降のバージョンではCrystalReportsが使えなくなってしまします。
2010で使用するには、SAPの提供するVisualStudio2010と互換性のあるCrystalReportsをインストールする必要があります。
今回は、2010で動作できるようにする手順と、その時に発生したエラーの解決方法などを紹介します。
VisualStudioを2008から2010にバージョンアップしたことにより、CrystalReportsが使えなくなりました。
そのため、CrystalReports for VisualStudio2010をインストールしました。
これらを使用して開発したシステムは、開発環境とは別の端末で使用しております。
実行端末では、VisualStudioは入っておりません。
CrystalReports for VisualStudio2010をインストールします。
下記のサイトより「Complete Package (EXE) 」をダウンロードしてインストールを行います。
画面に従って、簡単にインストールできます。
たったこれだけです。
インストール後に起動すると、初めに以下のような画面が表示されると思います。
これは、古いバージョンで作っていたCrystalReportsを新しい形式に変換するかどうかの確認画面です。
「ソリューションの変換」をチェックして、[OK]をクリックしてください。
以上で開発環境での設定は完了です。
以下のように今まで同様に使用することができるようになりました。
新しく作成した実行ファイルを実行環境に反映して動かしたところ以下のエラーがでました。
「ファイルまたはアセンブリ {・・・省略・・・} またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。指定されたファイルが見つかりません。」
DLLが古かったり、足りないのでしょうか。。。
開発環境と同じようにCrystalReports for VisualStudio2010をインストールしようと思いましたが、VisualStudio2010が入っていないためインストールに失敗しました。
当たり前ですよね笑
Runtime をいれる必要があるのだと思い、下記のサイトより「MSI 32 Bit」または「MSI 64 Bit」をインストールしました。
http://scn.sap.com/docs/DOC-7824?rid=/webcontent/uuid/d01fdad8-44e5-2d10-61ad-9d2d4158f3a8
無事エラーが解消され、実行環境で動作するようになりました。