PbTimes 情報誌

PHP PEAR::HTTP_Clientでログインセッションを保持

2013/07/10

• PHP
• Programming
• Web

PHP HTTP_Client でセッションを保持する方法について

概要

Pear モジュールのHTTP_Client を使用することで、HTTP リクエストを処理することができます。
また、POST HTTP リクエストを送出できることを利用してログイン処理を行うこともできます。

今回は、このログインしたときのセッションを保持する方法について紹介します。
セッションを保持しておくには、HTTP_Client_CookieManager を使用します。
セッションを保持することで、次回からログイン処理を行う必要がなくなるため便利です。

サンプルコードはこちらです。

Perl でのログイン、セッション保持の方法はこちら

HTTP_Client クラスの各メソッド紹介

HTTP_Client_CookieManager クラスの各メソッド紹介

詳しくは、こちらを参照ください。

サンプルコード

ログイン処理

require_once"HTTP/Client.php";

$client =& new HTTP_Client();
//ログイン処理
$login = "userid";
$password = "psss";
$login_params = array("login" => $login, "passwd" => $password);
$login_url = "https://login.yahoo.co.jp/config/login";
$client->post($login_url, $login_params);

//クッキーマネージャシをシリアライズ
$classCookieManager = $client->getCookieManager();
$classCookieManager->serializeSessionCookies(true);
$seriarize = serialize($classCookieManager);

//ファイルに保存
file_put_contents('cookie.dat', $seriarize);

HTTP_Client の post を使用して、ログイン処理を行っています。
その後、CookieManager を生成してシリアライズしたものをファイルに保存しています。

2回目の処理

require_once"HTTP/Client.php";

$seriarize = file_get_contents('cookie.dat');
$client =& new HTTP_Client(null,null,unserialize($seriarize));
$client->get("http://auctions.yahoo.co.jp/");
$response = $client->currentResponse();
print_r($response);

1回目の処理でファイルに保存したデータをアンシリアライズして読み込みます。
すでにログインが終了しているので、直接ログイン必要画面へ遷移しています。
そして、currentResponse を使用して、アクセスしたページの内容を取得し、表示しています。