Phalconとは、PHPの中では一番高速なフレームワークです。
C言語で作られており、PHP Moduleとして動作するため、その他のフレームワークに比べて断然速いです。
しかし、ファイルをincludeして使用するフレームワークの場合はプログラムを直接見ることが出来るため、確認やカスタマイズが可能ですが、Phalconはコンパイル済のモジュールを使用するためこれが出来ません。
そのためドキュメント等を見るしかありません。
公式サイトを見るとこのようなグラフがあります。
1秒当たりのリクエストの量が表示されていますが、これを見ると圧倒的にPhalconがトップです。
よく使われているZendと比較すると、約5倍も差があります。
スピード重視でいくならPhalconで決まりでしょう。
Download Phalcon for Linux/Unix/Macにダウンロード方法が記載されています。
Phalconをインストールする前に、いくつかパッケージをインストールする必要があります。
#Ubuntu
sudo apt-get install php5-dev php5-mysql gcc
#Fedora
sudo yum install php-devel php-mysqlnd gcc libtool
#RHEL
sudo yum install php-devel php-mysql gcc libtool
#Suse
yast2 -i php5-pear php5-devel php5-mysql gcc
次にcloneします。
git clone git://github.com/phalcon/cphalcon.git
移動してインストールします。
cd cphalcon/build
sudo ./install
php.iniを編集して、PHPで読み込まれるよう設定します。
extension=phalcon.so
設定後はapacheを再起動しましょう。
apachectl graceful
こんなに簡単に(普通のModuleと同様に)インストールすることが出来ます。
ディレクトリ構成は自由に決めることができます。
決めるのが面倒な人は、チュートリアルが用意されているのでそれを使うと楽になります。
Developer Toolsを使う方法もありますが、今回は直接公式チュートリアルをとってきます。
git clone https://github.com/phalcon/tutorial.git
取得したチュートリアルのディレクトリ構成はこのようになります。
tutorial-master/
app/
controllers/
models/
views/
public/
css/
img/
js/
index.php
.htaccess
.htaccess
初めてPhalconで開発を行う人は、このようにチュートリアルを元にして作り込む方法が良いと思います。