いきなりですが皆さんに質問をします。
全く知らない同格の人が4人いたとします。
このうち1人を助ければ3人は死にます。
3人を助ければ1人は死にます。
皆さんは1人と3人どちらを助けますか?
この質問に対してほとんどの人が3人を助けますよね?
ではこの質問はどうでしょうか。
全く知らない同格の人が4人いたとします。
このうち1人殺せば3人は助かります。
1人を殺さなければ残りの3人は死にます。
皆さんは1人を殺しますか?
この質問ではほとんどの人が殺さないと言います。
ちなみに私は1人を殺すのが正しいことだと思います。
生き残るのは必ず1人か3人かだとすると3人を選ぶのに、自分から行動(殺すという)は起こさないのです。
確かに殺せるか殺せないかということであれば、殺すのは難しいのは分かりますが、殺すのが正しいか正しくないかで判断すると殺すのが正しいのではないでしょうか。
そうしない人が多いのは正しいとか正しくないではなく、自分が手を汚したくないからなのです。
大事な人が1人亡くなるのと、知らない人が100人亡くなるのをどちらか選ばなければなりません。
皆さんはどちらを選びますか?
ほとんどの人は大事な人を助けると思います。
私もそうです。
これは自分がより悲しまない方を選んでいるからです。
しかし、100人が助かるほうが正しいと思います。
これらのことから、やはり世の中は偽善者で溢れかえっていると思いませんか?
良いことをするのは、本当は人のためでなく自分のためではありませんか?
自分をよく見せたいから良い行いをするのも悪いことだとは思いませんし、良いことをすると気分も晴れます。
しかし一般的にはそれらは良いことなのですが、時としてそうではなくなることもあります。
自分を大事にしすぎて本当に正しいことが分らなくなるようなことはなく、本当に正しい行いが出来る人がほんの一握りなのです。