人は何歳まで神の声を信じるのか調査してみた。
調査の内容はこうだ。
トランシーバーを2つ用意し、1つを物陰に隠す。
そして、もう1つのトランシーバーを使って遠くから神様のフリをして話しかけるのだ。
はたして、何歳くらいまで神様だと信じるのであろうか。
最初のターゲットは、公園で遊んでいる小学生の兄弟(お兄ちゃんと妹)だ。
我々はすぐにトランシーバーを設置し草でかくした。
我々「君たち、よく聞きたまえ、私は神だ。」
兄弟「・・・」
我々「ちゃんと勉強はしているか?」
兄弟「・・・」
完全に無視である。
その時、妹がトランシーバーの方へ近づいて行った。
我々はまずいと思いこう言った。
我々「妹が危ない。それより先に進ませてはならん。」
するとお兄ちゃんは妹の手を引っ張り阻止した。
我々「今日はもう日が暮れている。お家へ帰りなさい。」
するとお兄ちゃんが、妹に「帰るよ」と言って帰っていった。
作戦は成功である。
会話は出来なかったが神の声に従ったのだ。
つまり信じたのだ。
今回はコンビニの駐車場に設置された自動販売機の下にトランシーバーを設置した。
遠くで隠れて、双眼鏡で覗きながら待った。
するとおそらく20代であろうお姉さん2人が飲み物を買いに来た。
お姉さんがボタンを押した瞬間、さっそくこう話しかけてみた。
「お買い上げありがとうございます。私は自動販売機の神です。おつりをお取りください。」
お姉さんは悲鳴をあげた。
そのまま周りをキョロキョロして、その場から立ち去った。
これはバレたのであろうか?それとも神様を探したのであろうか?
謎のまま終わってしまった。。。
そのまま待っていると次はおじいちゃんが飲み物を買いに来た。
そして先ほどと同じようにこういった。
「お買い上げありがとうございます。私は自動販売機の神です。おつりをお取りください。」
おじいちゃんは一瞬ビクッとしたが、すぐさま自動販売機の下を見た。
そしてトランシーバーを見つけだしたのである。
我々はすぐにトランシーバーの奪還に向かい事情を説明した。
ちなみに説明した内容はこうだ。
「すみません、我々テレビ局のもので、トランシーバーを自動販売機の下に仕掛けて何人が気が付くかという企画をやっておりました。ご協力ありがとうございました。」
するとおじいちゃんは笑いながら満足した顔で帰って行った。
神は信じなかったが、テレビ局のものというのは信じたようだ。
[小学生]
信じた。話してはくれなかったが信じた。
[20代お姉さん]
びびった。信じたかどうかは謎のままである。
[老人]
捕られた。神は信じなかったが、テレビ局のものだと信じた。
今回はこのような結果になったが、これからも調査を続けようと思う。
何かリクエストがあればお問い合わせ頂きたい。